プリウス地デジ化(チューナ改造) [地デジ化]
前回までで、車載チューナのアナログTV信号を乗っ取って、外部からの信号を出すことに成功しました。今回からは、新設する地デジチューナの改造に入っていきましょう。
!!注意!! このブログは改造を推奨するものではありません。改造を行う場合は各自の責任において行ってください。改造により損失を被ってもブログ著者またはブログプロバイダは一切責任を負いません。
最初の構想でも書きましたが、候補としてはIOデータのHVT-BCT300シリーズか、バッファローのLT-H9xシリーズ、DTV-X900を挙げてました。オークションをまめにチェックしてたらHVT-BCT300(無印)とLT-H91DTVの二機種とも1万円以下で出品されてたので両方入手して使い勝手を比較してみたら、だんぜんHVT-BCT300の方が優れていたので、こちらを採用しました。LT-H91DTVの方はブラウザがついているのでそれは良かったのですが、地デジとプレーヤとの切り替え操作が面倒で応答時間が長かったので不採用としました。対応する動画フォーマットはほぼ同等でした。
さて、どのように改造するかですが、難しいことはなくて下記のことができるようにします。
これに加えて、電源も作る必要があります。ACアダプタの出力がちょうど12Vなのですが、自動車の電源(シガープラグ、アクセサリーソケットから取る)は12Vといっても結構変動が大きく、通常は14Vくらいになってます。そのまま使っても問題ないと思いますが、念のため12Vに安定化してチューナに供給しようと思います。
ではまず、リモコンの赤外線受光部の延長に取り組みます。AV-LS500(IR)というオプションを買えばいいのですが、4000円もするので、自作できないか試してみました。ネット上を検索してみたら、市販の赤外線受光素子で受信できたという報告もあったので、試しに手持ちの素子で接続をいろいろ替えてみましたが、残念ながらうまく受信できませんでした。もう面倒になったので、基板の素子を引っこ抜いてケーブルで延長してやることにしました。
こうするのなら、HVT-BCT300に外部赤外線受信のオプションがあるということは重要では無かったことになりますが、理由はそれだけでは無いのでまあいいか。
それで、この受光部をどこにつけるかですが、当然画面(プリウス的に言うとEMV)のそばに設置したいところです。しかし、いかにも取ってつけたようなのはイヤなので、できるだけスマートに設置したいと思います。そこで目をつけたのがラジオチューナのパネルの中です。とりあえずラジオチューナを取り出して取り付けが可能かどうか見てみましょう。
ラジオチューナを取り出すにはEMVを取り外さないといけません。左右のボルトを外せば、外れますがけっこう力が要るので思い切って引っ張る必要があります。
これが外せれば、あとラジオチューナの取り外しは難なくできると思います。
ここのボルトを外すとき、下に落としやすいので注意!!落とすと拾うのが大変…。
ラジオチューナが外れたら、左右のネジと上下のツメを外して前面パネルが外せます。
ツメは割れやすいので注意しましょう。
さて、前面パネルが外せたらよく観察して赤外線受光部が取り付けられるか、よく検討してみます。どうやら上部に設置できそうです。
赤外線(光)を受けるためには、穴を開ける必要があります。ここは、透明の表面の樹脂と黒の裏面の樹脂との二層になってますので、裏面の樹脂のみに穴を開けて、表の透明の方には傷をつけないようにしなければいけません。ですので、裏側から慎重にドリルで穴を開けます。
ちょっとだけ行き過ぎて、透明樹脂の方にもわずかに傷がついてしまいましたが、ほぼOKです。切り粉が内部に残らないように極力吸い出したのですが、全部は無理でした。まあ、気にならない程度ですが。
ここに受光部を取り付けます。手っ取り早く接着剤で取り付けました。
ちょうど良いサイズで、うまく嵌りました。表から見てもほとんど目立ちません。この時点で動作チェックをしまして、ちゃんとリモコン操作できることを確認しました。
HVT-BCT300本体の方には信号線をハンダ付けして外に引き出しています。
チャンネルと電源のSWの抽出しも既に実施しています。それと地デジチューナの動作状態(ONかOFFか)を知るために電源LED(青色)の端子電圧を取り出しています。
これで、赤外線リモコン受光部の延長改造は完了しました。次回は、アナログTVチューナとの連動回路の製作の巻に続きます。
!!注意!! このブログは改造を推奨するものではありません。改造を行う場合は各自の責任において行ってください。改造により損失を被ってもブログ著者またはブログプロバイダは一切責任を負いません。
最初の構想でも書きましたが、候補としてはIOデータのHVT-BCT300シリーズか、バッファローのLT-H9xシリーズ、DTV-X900を挙げてました。オークションをまめにチェックしてたらHVT-BCT300(無印)とLT-H91DTVの二機種とも1万円以下で出品されてたので両方入手して使い勝手を比較してみたら、だんぜんHVT-BCT300の方が優れていたので、こちらを採用しました。LT-H91DTVの方はブラウザがついているのでそれは良かったのですが、地デジとプレーヤとの切り替え操作が面倒で応答時間が長かったので不採用としました。対応する動画フォーマットはほぼ同等でした。
さて、どのように改造するかですが、難しいことはなくて下記のことができるようにします。
- リモコンの赤外線受光部の延長
- 電源スイッチ、チャンネルスイッチのリモート化
これに加えて、電源も作る必要があります。ACアダプタの出力がちょうど12Vなのですが、自動車の電源(シガープラグ、アクセサリーソケットから取る)は12Vといっても結構変動が大きく、通常は14Vくらいになってます。そのまま使っても問題ないと思いますが、念のため12Vに安定化してチューナに供給しようと思います。
ではまず、リモコンの赤外線受光部の延長に取り組みます。AV-LS500(IR)というオプションを買えばいいのですが、4000円もするので、自作できないか試してみました。ネット上を検索してみたら、市販の赤外線受光素子で受信できたという報告もあったので、試しに手持ちの素子で接続をいろいろ替えてみましたが、残念ながらうまく受信できませんでした。もう面倒になったので、基板の素子を引っこ抜いてケーブルで延長してやることにしました。
こうするのなら、HVT-BCT300に外部赤外線受信のオプションがあるということは重要では無かったことになりますが、理由はそれだけでは無いのでまあいいか。
それで、この受光部をどこにつけるかですが、当然画面(プリウス的に言うとEMV)のそばに設置したいところです。しかし、いかにも取ってつけたようなのはイヤなので、できるだけスマートに設置したいと思います。そこで目をつけたのがラジオチューナのパネルの中です。とりあえずラジオチューナを取り出して取り付けが可能かどうか見てみましょう。
ラジオチューナを取り出すにはEMVを取り外さないといけません。左右のボルトを外せば、外れますがけっこう力が要るので思い切って引っ張る必要があります。
これが外せれば、あとラジオチューナの取り外しは難なくできると思います。
ここのボルトを外すとき、下に落としやすいので注意!!落とすと拾うのが大変…。
ラジオチューナが外れたら、左右のネジと上下のツメを外して前面パネルが外せます。
ツメは割れやすいので注意しましょう。
さて、前面パネルが外せたらよく観察して赤外線受光部が取り付けられるか、よく検討してみます。どうやら上部に設置できそうです。
赤外線(光)を受けるためには、穴を開ける必要があります。ここは、透明の表面の樹脂と黒の裏面の樹脂との二層になってますので、裏面の樹脂のみに穴を開けて、表の透明の方には傷をつけないようにしなければいけません。ですので、裏側から慎重にドリルで穴を開けます。
ちょっとだけ行き過ぎて、透明樹脂の方にもわずかに傷がついてしまいましたが、ほぼOKです。切り粉が内部に残らないように極力吸い出したのですが、全部は無理でした。まあ、気にならない程度ですが。
ここに受光部を取り付けます。手っ取り早く接着剤で取り付けました。
ちょうど良いサイズで、うまく嵌りました。表から見てもほとんど目立ちません。この時点で動作チェックをしまして、ちゃんとリモコン操作できることを確認しました。
HVT-BCT300本体の方には信号線をハンダ付けして外に引き出しています。
チャンネルと電源のSWの抽出しも既に実施しています。それと地デジチューナの動作状態(ONかOFFか)を知るために電源LED(青色)の端子電圧を取り出しています。
これで、赤外線リモコン受光部の延長改造は完了しました。次回は、アナログTVチューナとの連動回路の製作の巻に続きます。
2012-12-16 13:40
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